敏腕だった先輩プロデューサーが過労で突然の病欠になったことで、アシスタントから急に昇格したプロデューサー。 責任ある立場になる前に退職して田舎に戻るつもりだったが、引き継ぐ羽目になった先輩の仕事を放り投げるわけにもいかず、 仕方なくプロデューサーとしての仕事に取り組むことになった。
先輩プロデューサーは新しいユニットを企画している最中だった。メンバーは五人。荒木比奈、上条春菜、関裕美、白菊ほたる。 しかし荒木比奈はまだスカウト前で参加の承諾すら取れておらず、五人のうちの一人は全くの未定。 頭を抱え、やったこともない路上スカウトに繰り出すプロデューサー。
難航するスカウトのさなか、プロデューサーは一人の少女と出会う。少女は、幼少の頃にアイドルを目指し、そして夢破れた幼馴染によく似ていた。 プロデューサーは思わずその少女をスカウトしていた。プロデューサーの名刺を受け取った少女の名前は日野茜。
こうして、先輩プロデューサーが過労で倒れたことをきっかけに、不安だらけのアイドルプロデュースが始まった。